日本には四季がありますよね。
その中でも季節を細かく分けた二十四節気があり、夏至と冬至というものが含まれます。
簡単に説明すると夏至は太陽が一番高いところまで昇るので一番お昼が長く、夜が短い。
逆に冬至は太陽が一番低いところまでしか昇らないので、一番お昼が短く、夜が長い。
これはよく知られていることですよね。
冬至に食べる食べ物って知っていますか?
私はかぼちゃはしてっていましたが、その由来や他の食べ物は知りませんでした。
どうも冬至には「ん」のつく食べ物を食べる習慣があるんですね。
その理由や冬至に食べる「ん」とのく食べ物をまとめました。
そのんのつく食べものの簡単メニューもご紹介しますね。
冬至に「ん」のつく食べ物を食べる由来
さて、タイトルから気になっていた方もいると思いますが冬至には「ん」と付くものが食べられるそうなのです!
なんで「ん!?」と思われている方が大勢だと思います。
まず、冬至で行う風習として「運盛り」というものがあります。
「運盛り」は冬至に、冬至の七種と呼ばれる食べ物をお供えする風習があります。
また、これからの冬に備えて栄養のあるものを食べて、冬を元気に過ごそうという意味もあります。
下記にその七種を食べ物たちをご紹介します!
・蓮根 (れんこん)
・人参 (にんじん)
・銀杏 (ぎんなん)
・金柑 (きんかん)
・寒天 (かんてん)
・饂飩 (うんどん) ⇒ うどん
の七種類になります。
ここで、この七種類の共通点を見てみましょう!
名前に「ん」が2回ずつ使われていることがわかります。
そして、「運盛り」という名前からも想像できるように「運 = ん」であり、「ん」のついた食べ物をお供えする風習になったとされています。
現在でも西日本の関西圏で根付いている風習です。
かぼちゃを食べるってことは結構聞きますけど、このかぼちゃは南瓜ってことですね!!
冬至に食べるのおすすめの簡単メニューをご紹介!!
冬至で食べる「ん」が付く食べ物をご紹介してきましたが、これを使ったメニューは何にすればいいの?という疑問もわきますよね。
ここでは、冬至の食べ物を簡単料理をご紹介していきましょう!
煮込みうどん(饂飩 )
かぼちゃや人参、うどんなどの「ん」が付く食べ物がたくさん入れられるのが煮込みうどんです。
煮込みうどんにはいろいろな食材が入るので簡単ですよね。
そして、何を入れてもおいしいのがいいところ(笑)
他にも「ん」がつかなくてもお好みの具材を入れるのももちろんOKなので、お好みの味にしてくださいね。
煮込みうどんで、身体を温めれば良い風邪対策にもなります。
かぼちゃのシチュー
お子さん向けのメニューにはシチューがおすすめです。
日ごろはジャガイモで作っているシチューをかぼちゃに変えるだけで、かんたんに冬至のメニューに早変わりです。
ポイントとしては、かぼちゃは煮崩れしない程度に最後に加えてさっと煮るのがポイントですよ。
人参も入りますし、意外と当時のメニューに持ってこいかもしれないですね。
いとこ煮
冬至の定番の食材はかぼちゃですよね。
カボチャをつかった簡単なレシピがかぼちゃのいとこ煮です。
かぼちゃ、小豆、砂糖、しょうゆで煮ればあっという間にできあがり!。
おやつにもできる簡単料理、いかがでしょうか?
お子さんにも人気ですよね。
冬至粥
小豆の入ったお粥になります。
小豆だけいれてもいいんですが、彩りにもなるのでかぼちゃも一緒に入れるのもおすすめ!
おかゆをたいて、沸騰した後に小豆とかぼちゃをいれればできあがりです。
仕上げにゴマを振ると見た目もきれいに仕上がりますよ!
また、赤色の小豆を入れることは厄除けになるという風習もあり、さらに、身体を芯から温めてくれる食べ物でもあります。
さて、4品ご紹介しましたがかぼちゃが多いですよね!
かぼちゃは、身体が温まり免疫力も上がるので、冬を乗り越えられるように厄除けの力もあると昔からいわれてきました。
また、風邪の予防にも良く、かぼちゃを食べると長生きできるとされてきました。
実際にかぼちゃにはビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・鉄分のバランスが良く、風邪予防、体力回復、動脈硬化などの多くの予防に効果があるといわれています。
ですので、昔の人がかぼちゃを食べていたのもよく分かりますね!
冬至に食べるんの付く食べ物のまとめ
冬至に食べるものといえばかぼちゃくらいしか知りませんでしたが、もっと食べるものがあったんですね。
「ん」のつく食べ物を食べて運をあげましょうね。
そして、食事をしながら、ここでまとめた冬至に食べるものの由来や「ん」が付く食べ物の豆知識をお子さんやご家族と話すのもいいですよね。
昔からある風趣や伝統を次の世代に受け継いでいくためにも、楽しくお話してみてくださいね。
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