12月、子どもたちが一番楽しみにしているのは、サンタさんからのプレゼントが貰えるクリスマス!
日本もすっかりクリスマス文化が浸透して最近ではクリスマスマーケットまで開催されるようになりました。
保育園や幼稚園では、クリスマス会をするところも多くなってきたのではないでしょうか?
そこできっとあなたが直面するのは、「クリスマスってなあに?」という純粋無垢な子どもたちのギモン。
当たり前に受け入れてしまっているけれど、説明するとなると戸惑ってしまいますね。
保育園や幼稚園の子どもたちには何て言えば良いのでしょう?
クリスマスの由来を子どもたちにわかる言葉で説明し、解説しました。
クリスマスの由来だと思ってたことが、実は違った?なんてことにならないようにしてくださいね。
参考にしてみてくださいね。
クリスマスの由来!キリストの誕生日じゃないって本当?
そもそもクリスマス(Christmas)とは英語での“Christ Mass(キリストのミサ)”のこと。
ミサとはキリスト教カトリック教会で行われている神に賛美と感謝を捧げる祭儀のことを言います。
そしてクリスマスはイタリア語では「誕生」という意味の“Natale(ナターレ)”、フランス語では“Noel(ノエル)”といった言葉で表現しています。
まとめるとクリスマスの由来は「キリストの降誕(誕生)を祝うミサを行う日」ということになります。
クリスマスの由来の間違い
また、クリスマスの由来として「クリスマスはキリストの誕生日」と聞いたことがある人もいると思います。
ですが、キリストの誕生日は25日ではないんです。
25日に定めた由来は諸説ありますが、おそらく古代ローマ帝国時代に広まった太陽信仰で、冬至の日に行われていた太陽神の誕生を祝う祭りに重ねたと言われています。
本当の誕生日じゃないのに、じゃあなんでこんなにお祝いするの?とおもいますよね。
要は「私たちを罪から救うために、神が人(イエス・キリスト)となって、この世にお生まれになった」ことを世界中の人が思い起こすための日、ということなのです。
キリスト教の中ではクリスマスは、復活祭(イースター)に並ぶ大きな祝祭日となっています。
本来のクリスマスの由来を解説したことで、もう少し子どもが気になるクリスマスの由来も見ていきましょう!
さて、子どもたちがクリスマスに楽しみにしていることと言えば、クリスマスケーキとサンタクロースではないでしょうか?
クリスマスケーキの由来
クリスマスの祝い方は国によって様々ですが、基本的にはキリストの誕生日をお祝いするんです。
日本でお誕生日をお祝いするのに欠かせないのは、ケーキですよね。
なので、クリスマスケーキの由来は、キリストの誕生日ケーキだったんですね。
これは、日本だけでなく世界各国でも同じです。
キリストのお誕生日をお祝いするのに、ケーキをみんなで食べるんですね!
やはり多いのは苺のショートケーキですよね。
ちなみに、日本がクリスマスケーキを食べるようになったのはご存じ不二家が1922年に苺のショートケーキをクリスマスケーキとして販売したためです。
年々このクリスマスケーキの人気が広がっていき、いまではすっかり日本のクリスマス文化の一つになりました。
サンタクロースの由来
子どもたちにとって、サンタさんは「良い子にしていたらプレゼントをくれる人」ですよね。
サンタさん…サンタクロースはトルコに実在したセント=ニコラウス司教の話がモデルになっています。
――ある日、若かりしニコラウス司教
は貧しさゆえに3人の娘に身売りをさせなくては
ならなくなったある家族のことを聞きました。
そして彼は真夜中にこっそりその家に行き、
小窓から金貨を投げ入れました。
このおかげで家族は娘を売ることを免れたのです。――
このような話を幾つか残した彼を、カトリック教会では「子どもの守護聖人」として今日も慕っています。
これが、「夜寝ている間に、良い子にはサンタがプレゼントを置いていく」というサンタクロースの由来となったのです。
クリスマスの由来を子どもに説明するポイントは?
さて、そんなことを話したところで子どもたちがクリスマスを理解することは難しいでしょう。
とは言え、テキトーなことは言いたくない…
実は私も幼稚園の講師の経験がありクリスマス会で園児たちからの質問コーナーを担当させられ回答の準備に困ったことがありました。
というわけで、クリスマスの由来について説明する時のポイントをまとめました。
・イエス・キリストとは、寂しい思いをしていたり、困っていたりする人を助けるために、人間になってこの世に生まれてきた神さま。
・クリスマスケーキはイエス・キリストの誕生日ケーキ。
・サンタクロースはイエス・キリストのお手伝いをしていた人で、いまは世界中の良い子にプレゼントを配っている。
まずは、このようなことを子どもの年齢に合わせて説明して上がれば保育園児や幼稚園児でもわかりやすいです。
子どもたちの夢を壊さずに、でもしっかりとクリスマスの由来を説明してあげてくださいね。
クリスマスの由来のまとめ
いかがでしたか?
子ども達にクリスマスやサンタさんの由来を聞かれたら、ぜひこのポイントを踏まえてお話してあげてくださいね。
そして、何より大切なことは「クリスマスを楽しみに思う」ことです。
キリストやサンタクロースは、子ども達の事が大好きです。
そしてみんなが良い子である事を知っています。
だから、「良い子にしていなかったらプレゼントが貰えないかもしれない」ではなく「プレゼントを貰ったら、ありがとうの気持ちを誰かに良い事をすることでお返ししましょう。」と言うようにお話したほうが本来のクリスマスの在り方だと思います。
保育園や幼稚園に通うころにこういうお話を聞くのは大切ですよね。
それでは、みなさんにとって良いクリスマスが訪れますように!
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