梅雨時は雨が続いて嫌になりますね。
そんな時にふと気づくのが、最近傘が水をはじいていないんじゃないか、ということ。
むしろ水を吸収しちゃっているんじゃないのってときもあったりしませんか?
この傘もうダメなんだとあきらめるのはまだ早いです。
ちゃんと傘の撥水効果を復活させる方法があるんですよ。
そしてその撥水を長持ちできるように普段からのお手入れ方法についてもお伝えしていきますね。
傘が水をはじかなくなるのはなぜ?
一般的な傘はポリエステルやナイロンの生地が使われています。
当然ながらそのままでは雨に濡れてしまいますよね。
なので、傘にするために撥水加工をしているんです。
具体的には、フッ素樹脂を生地の表面に塗布されているんです。
これは、蓮の葉効果と言われているんですが、蓮の葉は葉の表面の構造によって水にぬれることがないんですって!
表面張力の力も借りて葉の表面を滑り落ちるようになっています。
これを科学的に応用したのがフッ素コーティングなんですね。
フッ素が蓮の葉の表面のように、水を丸めて水滴にする作用をしているんですって。
ただ、やはり自然界の蓮にはかなわないので、傘だと、何回も使用しているうちにこの効果が落ちてしまうんです。
摩擦や油などの汚れによって、傘の表面の繊維が崩れてしまい、撥水効果が落ちてしまうんですね。
では、こうなったときの対策を次から見ていきましょう。
傘の撥水を復活させる方法3選
傘の撥水を復活させるためには、摩擦などによって倒れてしまったフッ素の結晶をもとの状態に戻すことが必要です。
そのために必要なのが熱です。
ドライヤーの温風をかける
一番手軽なのがこちらです。
傘が雨をはじかないなと思ったら、傘が濡れている状態で温風をかけましょう。
骨の部分やてっぺんも忘れずにしっかりかけてください。
水滴が丸くなって流れ落ちてきたら、撥水効果が復活した証拠ですよ。
アイロンをかける
もし傘が乾いていたらアイロンを当てるのもいいです。
こちらは乾いている状態でやってくださいね。
傘の布の部分一枚ずつにアイロンを当てていくだけでOKです。
温度は化繊に合わせて調整をしてくださいね。
防水スプレーをかける
フッ素が入っている防水スプレーをかけるのも一案です。
傘のてっぺんやや折山にそってスプレーをかけてください。
傘の表面だけでなく、内側からもかけるのがポイントです。
そして、きちんと換気をして、できるなら外でやるようにしてくださいね。
吸い込むと危険ですよ。
傘の撥水を長持ちさせるお手入れ方法
では、せっかく傘の撥水効果が復活したので、これを長持ちさせるお手入れ方法も一緒に学んでいきましょう。
手でベタベタ触らない
フッ素は手の脂に弱いんですって。
なので、傘を閉じるときや開くときは、ベタベタ触らないように気を付けましょう。
できる限りボタンの部分だけを触るようにしましょうね。
このちょっとした注意だけでも、撥水の持ち具合が変わりますよ。
濡れたままで保管しない
濡れたままにしておくのはよくないですよ。
傘を使ったらしっかり乾かしてからしまうようにしてくださいね。
日向に傘を干さない
フッ素には熱がいいからといっても、日向に傘を干すのはNGなんです。
生地自体が傷んでしまうんですよ。
なので、乾かすときは陰干しが基本です。
お忘れなく。
まとめ
いかがでしたか。
お気に入りの傘を長く使うためにも、こまめにお手入れしていきましょうね。
撥水効果も復活しますが、普段からのちょっとした注意をするだけでその効果も長持ちするんですね。
これで、雨の日も待ち遠しくなりますかね?
コメント