5月5日のこどもの日が終わると、あとは片付けですね。
あれ?でも五月人形や鯉のぼりっていつ片付けるのかって決まっているんだっけ?
雛人形は3月3日が過ぎたらすぐに片づけないとお嫁に行くのが遅くなる、なんて言うけど、兜の場合はどうなんだろう?
鯉のぼりは汚れちゃった部分もあるけど、どうしたらいいの?
なんて、疑問に思いますよね。
ここでは、五月人形を片付ける時期や、兜のしまい方について一緒に見ていきましょう。
防虫剤の正しい使い方もチェックですよ。
また鯉のぼりの洗濯の仕方についてもまとめたのでご覧くださいね。
五月人形を片づける時期はいつ?
五月人形を片付ける日はいつがいいのでしょうか?
五月人形や兜、鯉のぼりについては、いつ片付けるかは決まっていないんです。
雛人形はすぐに片づけましょうと言われますが、五月人形を片付けないと結婚が遅れるなんて言い伝えはないんですね。
男の子の親としては一安心ですね(笑)。
しかも、置く場所があるなら五月人形をずっと飾っていても問題はないそうです。
広いお家できちんと管理できるなら、出したままでいるのもいいかもしれないですね。
でも、我が家はとても出しっぱなしにできるような場所はありません。
なので毎年片づけるようにしています。
急がなくてもいいとはいっても鯉のぼりなどは外にずっと飾っているわけにも行きません。
6月に入り梅雨になってしまうと、湿度も高くなってしまいます。
湿気は人形には大敵です。
なので、5月のいいお天気で湿気が少ない時に片づけてしまうのがおすすめですよ。
五月人形や兜のしまい方はどうするの?防虫剤って使っていいの?
五月人形や兜のしまい方
- 人形の顔を紙でくるむ
- ほこりや汚れを取る
- 袋に五月人形と兜を入れてから、箱にしまう
- 湿気の少ない場所にしまう
五月人形をしまうときは、柔らかい布やティッシュなどで、お人形の顔をくるみましょう。
くるんだらテープでとめでずれないようにしてください。
このときにあまり強く巻きすぎないように注意してくださいね。
ずれない程度に紙が止まっていれば大丈夫ですよ。
飾っている間に着いたホコリを払いましょう。
ただし、このときに素手で五月人形や兜に触れるのは厳禁!
お人形に手のあぶらがつくと余計に汚れますし、ホコリもつきやすくなってしまいます。
素手で触らないように注意して、はたきなどでホコリを払ってください。
はたきで取れない汚れは、乾いた布や綿棒で優しくふき取りましょう。
五月人形の場合は、服のホコリをはたきではたくのは、必ず人形の顔を紙でくるんでからにしてください。
はたきがお人形の顔に触れると余計に汚れが付いてしまうことがあるんですって、要注意です。
兜の金具類は、乾いた布でふき、手のあぶらや指紋が残らないようにしてくださいね。
五月人形は、購入したときについていた袋に五月人形をしまいましょう。
兜の場合は、ポリ袋に入れて密封してください。
それから購入したときの箱に五月人形や兜をしまいましょう。
このときに隙間があれば紙などを詰めてずれないようにしてくださいね。
注意点としては、ぎゅうぎゅうに詰めすぎないこと。
きつく入れすぎて型崩れしないようにしてください。
あともう一点の注意点は、紙は新聞紙は使用しないということ。
新聞紙だとインクがお人形に移ってしまう危険性があるのでやめておきましょうね。
しまう場所は、湿気の少ないところにしてください。
また直射日光が当たるところも避けましょう。
湿気が少ないのは高いところなので、押入れがあるなら天袋がいいですね。
なくてもタンスの上など少しでも湿気の少ないところにしまうようにしてくださいね。
五月人形や兜をしまうときの防虫剤の使い方
虫が付かないように防虫剤をいれないと、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、最近は人形や兜を作るときに使用するノリに防虫効果のあるものが使用されているため、虫がつくことはありません。
なので、防虫剤は使用しなくて大丈夫なんです。
逆に防虫剤を使用することで、防虫剤の成分が化学反応を起こしてお人形や兜を変色させてしまったり、金メッキがはがれてしまう危険性があります。
それでも、防虫剤を入れないのはどうしても気になるという方もいらっしゃいますか?
もしどうしても防虫剤を入れるならば、ごく少量の防虫剤を紙に包んで入れてください。
このときに絶対に五月人形や兜に直接触れないようにしてください。
また、防虫剤は一種類を少量のみ使用するようにしてください。
混ぜてしまうと防虫剤の化学変化を起こしてしまう危険性がありますからね。
またプラスチック製のものだと溶けてしまう可能性もありますので、十分注意してください。
鯉のぼりの片づけ方はどうしたらいい?洗濯ってしてもいい?
鯉のぼりが汚れていない場合の片づけ方
鯉のぼりを夜には片づけていたり、汚れたらすぐにきれいにしていた場合は、鯉のぼりはきれいな状態ですよね。
その場合は、矢車やポールなどの部品がきちんとそろっているか確認しましょう。
また、生地のほつれや破けていないかも確認してくださいね。
ポールなどは乾いた布でよく吹いてくださいね。
矢車や滑車には油をさしておくと来年もきちんと動くのでおすすめですよ。
大丈夫であったら、きれいに拭いてからたたんでしまいましょう。
また来年元気に空を泳いでもらえるようにしまっておいてください。
鯉のぼりが汚れている場合の片づけ方
もし、鯉のぼりが汚れていたらきれいにしてからしまいましょう。
一部分だけ汚れているのであれば、台所用の中性洗剤をタオルなどにつけポンポンと押し付けて汚れを取っていきましょう。
ここでゴシゴシこすったり揉み洗いするのは厳禁です。
生地が傷みやすくなってしまいますし、金箔を利用しているとはがれてしまう危険があります。
あくまでも、優しく扱ってくださいね。
全体的に汚れている場合は、洗濯しましょう。
鯉のぼりの洗濯は必ず手洗いで行ってくださいね。
手洗いの仕方は以下の通りです。
- 浴槽に水をため中性洗剤入れたところに、鯉のぼりを入れる
- つけ置きしてから、汚れが落ちたか確認する
- 汚れが落ちたら、水を入れ替える
- シャワーをかける
- 鯉のぼりを乾かす
鯉のぼりは大きいですし、真鯉緋鯉とたくさんありますよね。
なので浴槽でまとめてつけ置き洗いするのが簡単です。
水はできればぬるま湯程度が一番おすすめ。
汚れが落ちやすくなりますよ。
洗剤は、台所用の中性洗剤でもいいですし、おしゃれ着洗いの洗剤でも大丈夫です。
ただし、漂白剤が入っていないものにするよう注意してくださいね。
1時間程度つけ置きしておき、汚れの確認をしてください。
もし汚れが落ちていなかったら押し洗いをしてください。
ここでもゴシゴシこすったり揉むのは厳禁です。
やさしく扱ってくださいね。
キレイになったら水を入れ替えましょう。
ここでもぬるま湯にできればそれがおすすめです。
そして、洗剤を落とします。
洗剤を落とすときも揉んだりすると生地を傷めてしまうので、水の中に入れておくだけで大丈夫です。
ある程度の洗剤が流れたら、最後はシャワーをかけて洗剤をきれいに落としましょう。
洗剤の成分が残っていると、それも生地を傷める原因になってしまうので完全に洗剤を流し落とすようにしてくださいね。
鯉のぼりの洗濯ができたら、乾かしましょう。
絞ると生地を傷める原因になるので、水気をしぼらずそのまま干すようにします。
干す場所は必ず日陰にしましょう。
干す際にしわを伸ばしておくと、乾いたときにきれいになりますよ。
早く乾かしたいからと言って乾燥機を使ったりアイロンを使うのは厳禁です。
また防水スプレーをかけておくと、翌年つかうときに汚れが付きにくくなるのでおすすめですよ。
五月人形と兜と鯉のぼりの片づけ方のまとめ
五月人形も兜も鯉のぼりも、来年もキレイに飾れるように、片付けかたに注意してくださいね。
きちんとお手入れすれば、長く飾れることができますよ。
お子さんの健やかな成長を願って飾るものですから、丁寧に扱って長持ちさせてくださいね。
ではまた来年、五月人形や兜、鯉のぼりを飾り付けるときまで、きちんとしまっておきましょう。
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