空気が乾燥してくるとお肌の乾燥がさらにつらくなってくる季節ですよね。
ただでさえつっぱるのに、ひどくなるとかゆくなったり赤くなったりして乾燥によるお肌のトラブルが増えてきます。
そんなとき、ついつい保湿ばかりに気が向いていませんか?
保湿の前の洗顔も、乾燥の原因になっているんですよ。
正しい洗顔方法を知って、お肌をうるおしていきましょう。
乾燥肌の人が洗顔料を選ぶときの注意点や、洗顔の回数、朝の洗顔はどうするの?という疑問に答えていきますね。
乾燥肌の人の正しい洗顔方法は?注意するポイントは?
乾燥肌の人の正しい洗顔方法
- 手を洗う
- 顔をぬらしておく
- 洗顔料はしっかり泡立てる
- Tゾーンから洗う
- ほほはなでるようにサッと洗う
- 目の周り、口の周りは泡を乗せるだけ
- きっちりすすぐ
- タオルで水分を抑える
- すぐに保湿をする
まずは手を清潔にします。
手がかわいていると洗顔料も泡立ちにくいのでまずは手を洗うところからですよ。
最初にぬるま湯で顔を洗い落とせる汚れは洗い流しておきましょう。
顔をぬらすことで泡立ちもよくなりますよ。
洗顔料と水を混ぜ、しっかり泡立ててください。
泡立てネットを使えば、簡単にふわふわの泡ができあがりますよ。
最初は皮脂の多いTゾーンからあらっていきます。
おでこから鼻にかけて、汚れを浮かび上がらせるように洗います。
特に小鼻は皮脂がたまりやすいので、丁寧に洗ってくださいね。
泡で汚れを浮かすように、指でくるくると泡を動かして洗ってください。
皮膚をごしごしするのは厳禁です。
油分の少ないほほは、くるくるせずにサッとなでるようにするだけでOKです。
目元や口元は皮膚が薄いですし、とってもデリケートな部分です。
洗おうと思わずに、泡を乗せるだけで十分です。
顔全体に泡が付いたら、ぬるま湯できちんとすすぎます。
シャワーを直接当てたりせずに、手でお湯をすくって最低でも20回以上はすすいでくださいね。
洗顔料がお肌に残っていると、それもダメージになるので念には念をいれて丁寧に洗顔料をすすいでください。
きれいに洗い終わったら、タオルで水分を抑えてください。
ふき取ると思うと、ごしごしこすってしまうと思うので、顔をタオルで抑えるだけです。
顔の水分がとれればいいので、顔を当てるだけで大丈夫です。
水分がある程度とれたら、すぐに保湿です。
保湿は何を塗るかより、早さが勝負です。
化粧水を用意しておいて、さっと水気がとれたらすぐに保湿をしてくださいね。
乾燥肌の洗顔の注意点
- 洗いすぎない
- 水の温度は33~36℃
- シャワーを直接顔に当てない
- 洗顔料はしっかり泡立てる
- 顔を洗うときはこすらない
- 洗顔時間は短く1分以内
- 洗顔料をしっかりおとす
- タオルでも顔をこすらない
- 顔を洗ったらすぐに保湿する
乾燥肌の人は、洗いすぎないことが大切です。
クレンジングに洗顔とダブル洗顔していると、必要な皮脂まで洗い流している可能性大です。
化粧品を浮かび上がらせるだけのオイルを使用し、その後洗顔するのがおすすめですよ。
あったかいお湯で洗顔すると必要な皮脂まで洗い流してしまいます。
お肌にはお湯より水のほうがいいですよ。
顔を洗うときは、シャワーを当てるのでなく、手で水をすくって顔をすすいでください。
顔のお肌、特に目元はとってもデリケートです。
シャワーが直接皮膚にあたるだけで、ダメージを受けてしまいます。
丁寧に手ですすいでくださいね。
キメの細かい泡をしっかり作ってください。
ふわふわの泡を作って、泡のクッションで顔を洗うようにしてくださいね。
泡立てネットがあれば簡単に気持ちのいい泡が作れますよ。
手で顔を洗いますが、指が顔の肌には触れないように洗ってください。
手は泡を動かすだけ。
そうすれば泡が余分な皮脂を吸い取ってくれます。
手でごしごしするのはお肌の負担になるのでNGです。
丁寧に洗顔しようと思っていつまでも泡を顔に乗せているのもよくないです。
Tゾーン→ほほ→目元口元の順番に洗っていき、すぐに洗い流してください。
1分も必要ないです。ササっと洗うのが鉄則ですよ。
洗顔料はしっかり洗い流しましょう。
そのためにも最低でも20回はすすぎが必要です。
洗顔は短く、すすぎは長くですね。
丁寧に顔を洗っても、タオルでごしごししたら意味がないですよね。
水分を抑えるだけ、タオルに顔を押し当てるだけで大丈夫です。
何度も言いますが、保湿は早さが大切です。
素早くお肌に水分補給をしてくださいね。
乾燥肌の人の洗顔料の選び方は?
泡立ちやすいもの
洗顔料がしっかり泡立たないと、手でお肌をこすることになってしまいます。
泡立ちがしっかりしているものを選ぶようにしましょう。
合成界面活性剤が使われていないもの
合成界面活性剤が入っていると、洗浄力が強いので必要な油分まで洗い流されやすいです。
そうならないように作られている洗顔料もありますが、成分をみてもどの組み合わせなら大丈夫かなんて、素人にはわかりにくいですよね。
なので、合成界面活性剤が入っているものは避けたほうが安心です。
うるおい成分はなくても大丈夫
乾燥肌用の洗顔料にはうるおい成分がたっぷり入っているとうたわれているものが多いですよね。
そういわれると、うるおい成分は必要に思いますが、実は洗顔後のすすぎでうるおい成分も洗い流されてしまっています。
なので、洗顔料のうるおい成分を気にして洗顔料を選ぶ必要はありません。
うるおい成分が入っていて害があるわけではありませんが、なくてもなんの問題もないんですよ。
洗顔せっけんが安心
じゃあ何が乾燥肌の人にいい洗顔料なのかというと、洗顔石鹸です。
天然の成分なので、お肌への負担も少なく、洗いすぎも防いでくれます。
でも石鹸で顔を洗うとお肌がつっぱるから嫌だ、と思っていますか?
実は、石鹸の洗顔による顔のつっぱりは乾燥によるものではないので、気にしないで大丈夫なんです。
石鹸は弱アルカリ性のため、お肌がアルカリ性になるためつっぱるんですね。
私たちの肌は、自然と弱酸性に戻る力を持っているので、石鹸で洗った後のつっぱり感は問題ないんです。
逆に弱酸性の洗顔料でも、洗浄力が強い合成界面活性剤が入っていると、洗った後はつっぱらなくても、保湿成分が洗い流されているってこともあるんですよ。
洗顔後のお肌の調子は気になるところですが、つっぱり感でなくお肌のダメージを考えて洗顔料を選ぶことが大切なんですね。
ちなみに、体用顔用と書かれている石鹸ならお顔を洗っても大丈夫です。
乾燥肌の人の洗顔の回数は?朝はどうする?
乾燥肌の人は、洗いすぎに注意とお伝えしましたが、じゃあ洗顔ってどのくらいやればいいんでしょうか?
特に朝はどうやって洗顔するのが正しいのか悩みますよね。
一つずつ見ていきましょう。
まず、洗顔料を使って洗顔するのは一日一回で十分です。
乾燥肌の人でなくても、一日に何回も洗顔料を使うのは洗いすぎです。
なので、日中のお化粧や汚れがたまっている夜に洗顔料を使って洗顔してくださいね。
汚れはしっかり落として、必要な天然のうるおい成分はお肌にとどまってもらうよう洗顔料は夜の1回だけです。
朝は洗顔料は必要ありません。
ぬるま湯で顔を洗うだけで十分です。
今まで洗いすぎていませんでしたか?
お肌がもともと持っている天然の保湿成分を有効活用しましょうね。
乾燥肌の人のための洗顔方法のまとめ
乾燥肌の人もそうでない人も、ついつい洗いすぎになっていることが多いんですね。
お肌の保湿には、洗いすぎないことがとっても大切です。
そのための正しい洗顔の手順をしっかり覚えて実践してみてくださいね。
泡立ててやさしくですからね。
そして、朝の洗顔は洗顔料の必要はありません。
夜だけ洗顔せっけんをつかって、余分な汚れを洗い流してくださいね。
乾燥肌って、かゆいし痛いし大変ですが、まずは正しい洗顔を身につけてお肌の持っているうるおいを取り戻していきましょう。
うるおいのあるお肌を目指してスキンケアしていきましょうね。
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