クリスマスツリーと一緒に飾られることの多いクリスマスリース。
グリーンだけのシンプルなものから、装飾のたくさんついたゴージャスなものまで豊富な種類がありますね。
形も可愛らしくてどれも存在感がありますよね。
一般的に玄関に飾ってあるのをよく見ますが、リースを飾る場所は決まっているのでしょうか?
また部屋の外に飾る時、部屋で飾るときのポイントもそれぞれご紹介します。
クリスマスリースを飾る期間もいつからいつまでか知ってますか?
是非クリスマスリースを飾るときに参考にしてみてくださいね。
クリスマスリースを飾る場所はどこ?
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クリスマスにリースを飾る習慣は、宗教改革後のドイツ、ルター派教会から始まりました。
最初はクリスマスまでの1ヶ月間、毎週礼拝ごとに蝋燭を灯してクリスマスまでをカウントをする「アドベントキャンドル」の土台として使われていたと言います。
リースは円の形をしていますね。
聖書では度々神の存在を「アルファ(始まり)であり、オメガ(終わり)である」と表現しています。
円の形は丸く、いわば終わりがありません。
リースの他には指輪もそうですね。
結婚式の指輪の交換時では、神父より「この指輪が丸く、終わりが無いように、あなた達の愛にも、終わりが無い。」と祝福されます。
キリスト教では、円は神の「永遠の愛」「永遠の命」を表す大切な形なのです。
そのクリスマスリースを玄関先に飾るようになったのは、キリスト教より前からヨーロッパに存在していた「魔除け」や「豊作祈願」の為に行っていた風習がもとになっています。
病気や悪霊といった悪いものは家の外からやってくる。
だから殺菌作用のある常緑樹の葉でリースを作って玄関に飾り、家の中に病気や悪霊が入ってくるのを防ぐ役割があったと考えられます。
キリスト教にクリスマスリースが取り入れられた後は、特に飾る場所の決まりは無くなりましたが、この風習の名残で今も玄関に飾られています。
日本では「しめ縄」の文化があるので、クリスマスリースは親しみやすく飾りやすいのではないでしょうか?
クリスマスリースを外に飾るときのポイント
飾る場所は自由なのですが、やはり玄関ドアに良く見られますね。
魔除けの目的で飾られていた頃のリースは、前述したように生命力の強さと殺菌作用があることから常緑樹が使われていました。
なので、クリスマスリースを玄関に飾るときは、グリーンがたっぷり使われたフレッシュリースを飾るとオリジナルな雰囲気が出そうですね。
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または雨風にあっても風化しにくい素材や、枯れても味の出るような花などで作られたリースもオススメです。
クリスマスリースを飾る期間
そして人目に触れる外に飾る場合は、飾る期間も知っておきたいところですね。
実はキリスト教では、リースやツリーを飾る期間がちゃんと決まっているんです。
それはクリスマスのある週から数えて4週前の日曜日から、1月6日にある主の公現という祝祭日まで(キリスト教国でない日本は6日に最も近い日曜日まで)のあいだ。
日本ではお正月の準備もあるので、26日には片付けてしまうご家庭が殆どですが、1%の割合で日本にもキリスト教信者の方がいらっしゃいます。
なのでクリスマスを過ぎてまだ玄関に飾ってあったとしても、しまうのを忘れている訳ではないかもしれませんね。
しめ縄を飾らないご家庭は、せっかくならそのままリースを飾っていても良いですね!
クリスマスリースを部屋に飾るときのポイント
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お部屋の中に飾る時は、お部屋のテイストに合わせてリースを用意すると統一感があって良いですね。
最近は本当に様々な素材やモチーフのリースが売られていますから、自分の家にぴったりのものが必ず見つかると思います。
またお部屋の中ですので、モミやユーカリ、ハーブなどを使ったリースを飾って香りを楽しむのもおすすめです。
壁にかける以外には、ダイニングテーブル等にリースを寝かせ、真ん中にキャンドルを置いてみたりすると、食卓がロマンチックになりますよ。
クリスマスリースを飾る場所のまとめ
いかがでしたか?
最近日本でもクリスマスマーケットが開かれていますし、色んなところでステキなリースに出会う機会が多すぎてどれを買おうか迷ってしまいますね。
因みに私が子どもの時は、毎年家族みんなで森に行って木の枝や蔦を拾ってリースを編み、リボンやまつぼっくりなどで飾りつけて手作りしていました。
お子さんとの思い出づくりのひとつに手作りという選択もオススメですよ!
玄関や部屋の中にクリスマスリースを飾って、クリスマスの気分をぐんと盛り上げましょう。
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