夜間断乳を始めるときの準備やコツについては、夜間断乳の始め方 ストレスのない進め方、コツを伝授でご紹介した通りです。
2歳半で私が始めた夜間断乳の詳しい体験談を記録しますね。
2歳を過ぎていても、夜間だけの断乳でも、子どもの心のケアがとっても大切だなと感じました。
赤ちゃんもママもストレスなく断乳を行えるよう確認していってくださいね。
子どももお母さんも、ぐっすり朝まで寝て、すっきり目が覚めるようにしましょうね!!
私が2歳半で夜間断乳を始めた理由
私は子どもが1歳半くらいの時に仕事に復帰しました。
人見知りの我が子が、保育園に通い出したらストレスを感じるだろうと思い、せめておっぱいという安心できる場所は確保してあげたいと授乳を続けていました。
その後順調に保育園にも慣れて、今では保育園が大好きになりました。
だんだんと周りのお母さんたちは断乳していきましたが、なんとなく親の都合の断乳ではなく卒乳できたらいいなという思いもあり授乳は続けていました。
ただ、仕事を続けながら夜間に何回も授乳で起こされるのが徐々につらくなり、健康を維持するのにも睡眠はしっかりとりたいという思いが強くなってきました。
そこで、授乳は続けたいけど、睡眠時間は確保したいという条件で、夜間断乳をしようと決意することとなりました。
子どもにとっても、夜しっかり眠れるというメリットもあると感じましたし、2歳を過ぎているので夜の授乳の必要性はないとも感じていました。
子どもにとっての授乳は栄養補給ではなく、完全なる精神安定剤になっていましたからね。
ただ、生まれてからずっと飲んできたおっぱいをやめるには、子供にもストレスがかかるのはわかったので、どうすればいいのかいろいろ調べました。
すると最強母乳外来 あらゆる悩みにお答えします! [ SOLANIN ]という本に出会い、子どものおっぱいへの思いに激しく同意できたので、この本を参考に言い聞かせ卒乳で行こうと決めました。
うちの子は2歳を過ぎているので、この本の断乳を始める条件には当てはまっているので、断乳を始める前の準備と、いつ断乳を始めるかの時期についてはよーく考えました。
夜間断乳の体験談 2歳半で断乳開始
では、実際の夜間断乳の体験談を記録していきます。
夜間断乳の準備
夜間断乳を始めるのは5月のゴールデンウィークにしようと決めました。
子どもが保育園の新しいクラスに慣れていたらという条件を付けましたが、連休前に初めて連休中に断乳できるだろうと算段していました。
実際に、クラスが進級してもクラス替えがなかったのでお友達は一緒。
担任の先生も数人はクラスに残ってくれたので、子供もストレスなく保育園に通えていると判断したので、5月の連休に断乳をスタートしました。
具体的な断乳の準備方法は、夜間断乳の始め方 ストレスのない進め方とコツを伝授でまとめています。
私は、2月くらいから言い聞かせをはじめ、「おっぱいは赤ちゃんが飲むもの」「お母さんのおっぱいに○○の絵が書いてあったら、ねんねするときのパイパイはおしまい」と言っていました。
4月に入るころには、子供も自分から「パイパイ赤ちゃんの」「○○があったらパイパイはブッブー」と言っていたので理解はしていました。
断乳を開始する条件は整ったので、あとはその日を待つのみ。
夜間断乳の初日(1日目)
その日は日中思いっきり遊ばせるようにして体力を使わせることに専念。
おっぱいを欲しがるたびにあげていましたが、言い聞かせはいつもよりくどくど言っていました。
子どもとお風呂に入り、子ども見ていない間におっぱいに絵を書いておきました。
入浴後の授乳の時に、子どもが絵を見つけます。
「あ、○○(キャラクターの名前)」とびっくりした様子でしたが、すぐに「ねんねの時パイパイないの?」と聞いてきました。
きちんと理解しているんですね。
そして、そのまま絵本を読んだり寝る前の儀式をして寝る時間です。
いつもなら近寄って「パイパイちょうだい」が定番ですが、おっぱいに触れようともしませんでした。
子どもなりに、我慢しているんだろうなとちょっと切なくなりました。
寝かせつけは、授乳するより早かったです。
遊んで疲れていたのもあるでしょうが、これはびっくり!
10~15分くらいで寝息を立て始めました。
問題は、夜中に子供の目が覚めたときです。
この日は、いつもの癖でおっぱいをあげないようにしないとと緊張もしていて(飲めないように絆創膏は貼ってありますが)、なぜか眠りが浅くなるハメに陥りました。
3回目を覚ましましたが、泣くけどおっぱいを求めることはなく、一人で眠りました。
なんだか、思っていたより相当順調です。
翌朝は5時過ぎに起きて、ぱいぱいちょうだい、が始まったので、頑張ったご褒美にあげてしまいました。
「パイパイ飲まないでねんねできてすごいね」と何度もほめると、子供もニコニコして自慢げな顔をしていましたね。
夜間断乳の2日目
昼間は、体力を使わせることに専念し、授乳はいつも通りにしていました。
子どもの様子に変化はなく、順調です。
夜の寝つきもすんなり。
夜間は3回起きましたが、初日と同様に自分で眠ります。
夜間断乳の3日目
順調に思えた夜間断乳ですが、3日目になると子どもにもストレスが溜まってきていました。
昼間の過ごし方は変わらずですが、夜寝ようとすると、無理やりおっぱいを飲もうとしてきました。
断乳のマークの絵は毎日書いていたので、それを見せて、「○○が書いてあるから、ねんねの時はおっぱいないよ。朝になったら飲もうね」と説明しましたが、泣いて嫌がりました。
やっぱりそんなに順調には行かないものですよね。
子どもも泣いていつもより時間はかかりましたが、30分程度で眠りました。
夜間も3回起きましたが、毎回「パイパイちょうだい」と大きな声で泣き始めました。
静かに穏やかにおっぱいを飲めないことを説明しましたが、「やーだー」と泣き続けます。
そこで、「のど乾いちゃったの?お茶飲む?」と声かけると「うん」と落ち着いたので、お茶を飲ませました。
すると、飲み終わると静かに布団に横になり眠ろうとしていました。
夜間断乳の4日目
夜間断乳のストレスがあるようなので、スキンシップを意識して取っていました。
そのせいもあるのか、昼間の授乳回数がいつもより増えていて、子どもも我慢しているんだなと感じましたね。
この日の夜の寝つきはスムーズに戻りました。
ただ、夜も3回起きていました。
この日は、目が覚めると大きな声で泣きながら「おやつ食べたい」「テレビ見たい」「遊びに行きたい」という要求を言っていました。
おっぱいが欲しいとは言わないのは、言ってももらえないと理解しているからでしょうか?
なんだか、子どもがものすごい我慢して耐えているんだなと思い、ちょっと心が痛くなります。
もっと、おっぱい欲しいって言ってもいいのになと思ったり、でもきちんと理解できているから言えないのかと思ったり。
私の都合で始めた断乳なので、やっぱりつらくなりました。
この日も、泣いていても夜だから要求には答えられないことを伝えて、麦茶を飲ませると自分から寝ていました。
夜間断乳の5日目
スキンシップをとって昼間過ごします。
昼間の授乳の回数は増えています。
寝つきは相変わらずスムーズで、おっぱいなしで眠るのにはすっかり慣れたみたいです。
夜も何度か起きていますが、大泣きせず夜だとわかると眠れるようになりました。
ただ、朝方4時過ぎに起きてパイパイちょうだいと言い出すようになりました。
朝になってからと説明してもう一度眠らせるようにしていました。
夜間断乳の6日目
やっと夜中に起きるのがなくなりました。
もうちょっと早くしっかり寝れるかと思っていましたが、結構かかりました。
でも、4時過ぎに起こされるのは変わらず・・・。
言い聞かせに、目覚ましが鳴ったら朝。そうしたらパイパイを飲んでもいい、というルールを付け足しました。
夜間断乳の7日目
4時過ぎに朝だよと起こされることは変わりませんが、まだ起きないと説明すると素直に眠りました。
これで、やっと夜間断乳もおしまいです。
なんだかんだと1週間かかりました。
断乳するなら子どもの心のケアが大切
夜間断乳をしてみて、改めて子どもにとってのおっぱいという存在の大きさを感じました。
うちの子はもう2歳を過ぎていますし、おっぱい以外の楽しみもいっぱい知っています。
それでも、夜間だけでもおっぱいが飲めなくなるということで、子どもが大きな我慢をしているのがよくわかりました。
いつもより甘えん坊になり、抱っこを求めることが多くなりました。
今までできたことも「やって」と言ってくることも多くなりました。
慣らし保育以降初めて、保育園で教室に入る前に嫌がるようになって、母の足にしがみつくようになりました。
子どもにとっておっぱいは、本当に心から安心できて安らげる場所なんですよね。
それを親の都合でおしまいにするのですから、本当に前もって準備をして、子どもにもおっぱいがおしまいなんだと理解してもらうのが大切なんだと感じました。
今回は夜間断乳ですからね、それでもこれだけ影響が出るんですから、ふつうの断乳ならなおさらです。
これから断乳をしよと思っているお母さんは、子どもの心を傷つけずに断乳ができるよう準備をしっかりするのだけはやってくださいね。
そして、子どもが嫌がるまでスキンシップをとるくらいの気持ちでいてください。
子どもが癒されるのは、やっぱりお母さんのスキンシップが一番ですからね。
夜間断乳の体験談のまとめ
夜間断乳の準備から始めれば3~4か月にも及ぶ私の体験談をお伝えしました。
夜間だけの断乳であっても、お子さんの年齢がいくつであっても、子どもの心を傷つけないようしっかりとした準備が必要です。
断乳はお母さんもつらいけど、それ以上に子供がつらいです。
それでもけなげに頑張ってくれるのが子どもなので、そのがんばりにこたえてあげられるよう、思いっきりスキンシップをとってくださいね。
そして、ママとお子さんがぐっすり朝まで眠れる日が来るように私も応援しています。
断乳している時期はつらいですが、振り返ればちょっとの時間です。
ママもお子さんもファイトです!!
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