「サンクスギビングデー」または「ブラックフライデー」
という言葉を聞いたことがありますか?
あまり日本では聞きなじみのない言葉ですが、
一体どんな日なのか、ここでご紹介しましょう!
サンクスギビングデーは感謝祭とも呼ばれていますが、何をして過ごすのかわからない方も多いはず。
そこで、サンクスギビングの由来や意味を分かりやすく解説します。
また、サンクスギビングのおすすめの過ごし方もご紹介します。
サンクスギビングの意味や由来
サンクスギビングは日本語で「感謝祭」と呼ばれ、アメリカやカナダではとても大切な祝日となっています。
感謝祭とは元々古代ローマ人たちの習慣としてあった、収穫の恵みを神に感謝するお祝いを、キリスト教にも「収穫感謝祭」として
そのまま取り入れたものです。
カトリックでは10月の第1日曜日、プロテスタントは9月29日と決められていましたが、アメリカ大陸に渡ったピューリタン(英国教会から別れたプロテスタント一派)は感謝祭を制定してはおらず、共同体の宣教師の宣言の元、不定期に開催されていました。
現在のアメリカやカナダの感謝祭の起源は1621年。
新大陸の開拓を始めたイギリス人たちは、まず母国から持ち込んだ種を育てようとしましたが、土壌が合わず作物が育ちませんでした。
困窮していたところに先住民であるネイティブ・アメリカンの人々が知恵を貸して助けたことから、初めての収穫を祝う宴会に彼らを招き、感謝の気持ちを表したことが始まりと言われています。
現在は宗教的な意味合いは殆ど薄れていますが、感覚としてはクリスマスの様に家族・親戚が集まって大規模な食事会をする家族行事と捉えられています。
感謝祭の祝日は、アメリカが11月の第四木曜日、カナダが10月の第二月曜日に定められています。
日付が異なるのは、収穫時期が違うためです。
サンクスギビングのおすすめの過ごし方
アメリカの場合、第四木曜日が祝日になるので4連休となります。
メジャーな過ごし方は、親戚の家に大勢で集まって感謝祭を祝ったり、旅行に行ったりと大型の連休を楽しみます。
その為感謝祭前日やその後日は交通機関が大混雑なのですが、当日はお店も軒並み閉まるので大体の街は閑散としています。
しかし大きな街の場合は例外で、「サンクスギビングデーパレード」という人気イベントが開催されており、たくさんの人気キャラクターたちの巨大なバルーンが街を彩ります。
中でも1番有名なのはニューヨークのメイシーズサンクスギビングデーパレード!
1924年に始まった最も歴史のあるパレードで、なんと毎年250万人もの観客で賑わいます。
あまりの人気ぶりに前日のバルーンを膨らます作業までも一般公開していて、パレード当日は朝6時から場所取りに人が集まるほど。
朝9時から始まり、大体3時間あるパレードの中にはマーチングバンドや巨大バルーン、そしてフロートが並んで迫力満載。
感謝祭が終わった翌週にはクリスマスの準備期間であるアドベントに入るので、パレードの最後にはお決まりでサンタクロースが登場します。
このサンタクロースを見て、アメリカの人たちがまずもって楽しみになるのはクリスマス…の前、感謝祭の次の日「ブラックフライデー」です。
「ブラックフライデー」とは一年に一度の大セールの事で、この日の売り上げが一気に黒字になることから名前がつきました。
近年では日本でもイオンなどがこの「ブラックフライデー」を取り入れていますが、本場の気合の入れようは店側もお客側も日本とは比べ物になりません。
カナダなどの近隣国の人もわざわさアメリカまで買いに来たり、寝袋を持って前日からたくさんのお客が並んだりするので、多くのお店はいつもより早めに開店して対応するほどです。
そしてこの大セールが、よくニュースでも取り上げられているあのクリスマス商戦の始まりになるのです。
サンクスギビングの由来や意味のまとめ
いかがでしたか?
感謝祭の習慣は他国にもありますが、こんなに盛り上がるのはやはりアメリカだからこそ。
ですが、家族・親戚で過ごすところや、年に一度の大セールがあるあたりは、日本のお正月の過ごし方ととても似ているので、どこか親近感がありますね。
この時期にアメリカに行くのなら、この記事を参考に充実したサンクスギビングデーを過ごしてください。
因みに今はネットの時代なので、通販でブラックフライデーのセール品を日本からでも買うことが出来ます。
何か良いお買い物ができるかもしれませんよ!
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ステキなサンクスギビングをお過ごしくださいね。
では!
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