液体ミルクのメリットとデメリットを検証!災害時や体調不良の時の活用方法

液体ミルクのメリットとデメリット!災害時や体調不良時の活用方法 子育て
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液体ミルクのメリットとデメリット!災害時や体調不良時の活用方法
2018年の夏から日本でも製造・販売が解禁になった液体ミルクが話題ですね。

海外では粉ミルクよりも楽だとして人気がありますが、液体ミルクにはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?

気になる液体ミルクのメリットとデメリットについてまとめました。

日本製品の液体ミルクが世に出回るのは、今やっと研究が始まったので2年以上は待つことになりそうですね。

今回は海外の液体ミルクと、日本の企業が発表している現段階での国産液体ミルクの情報を合わせてご紹介します。

持ち運びのしやすさや安全面、衛生面など気になることをしっかりチェックしてくださいね。

災害時やママが病気などで体調不良の時の活用方法もまとめました。

液体ミルクのメリットとデメリットをしっかり把握して上手に活用していきましょう。

液体ミルクと粉ミルクの違いについてはコチラからどうぞ。
液体ミルクと粉ミルクの違いを比較!安全性や値段や保存方法はどっちが便利?

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液体ミルクのメリット

まずは液体ミルクのメリットからまとめます。

育児負担を軽減したり、液体ミルクの使い方のヒントにしてみてくださいね。

使い方が簡単!持ち運びしやすい

液体ミルクのメリットは1番にその使いやすさにあります。
普段粉ミルクからミルクを作る場合は、

・殺菌された哺乳瓶
・お湯
・粉ミルク

この3つを揃えなくてはいけません。

日本のお母さんのマザーバッグをパンパンにしている要因ですね。

さらに赤ちゃんにミルクを飲ませるにはお湯で粉ミルクを溶いたあと、人肌まで冷まさないといけません。

これが1日に何回もあるのだから、本当に面倒!

しかも真夜中だって調乳は1回で済みませんからね。

しかし液体ミルクの場合、使い捨ての専用ニップル(哺乳瓶の乳首)をつければ、温める必要もなくそのまま与えることができてとっても楽なんです。

赤ちゃんがミルクを欲しがったら、液体ミルクを取り出してあげるだけ、この手間の少なさは液体ミルクならではですね。

しかも飲み終わったら捨てて帰れるのも、荷物が少なく軽くなってうれしいですね。

安全性が高く衛生面でも問題ない

そして気になる衛生面も、液体ミルクは無菌状態で密閉されているのでとっても安全性が高いです。

液体ミルクは無菌充填製法とで作られているので、完成した液体ミルクの中は無菌状態です。

むしろ洗った哺乳瓶で飲ます粉ミルクより液体ミルクのほうが安全です。

粉ミルクも開封してしまうとそこからは無菌とは行きませんし、哺乳瓶自体も無菌にはできませんからね。

厚生労働省 が発表した「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」 では、WHO(世界保健機構)とFAO(国連食料農業機関)の人工乳の調乳ガイドラインでは、粉ミルクよりも液体ミルクが推奨されている、と記載されています。

ちゃんと液体ミルクの安全性の高さはお墨付きなんですね。

賞味期限が長く長期保存できる

液体ミルクは常温で半年〜1年の賞味期限があります。

これはあくまで海外製品の情報なので、国内製品も同じ保存期間になるかはわかりません。

海外の液体ミルクには、日本で認可されていない保存料が含まれていたりすることもあります。

ですが、日本で製造販売されたら、日本独自の商品管理のルールがあるため、当然認可されている保存料や成分に変更されます。

保存料や添加物は気になるところではありますが、日本製の粉ミルクにも含まれているものなので、そこは仕方ないのかもしれませんね。

現段階の企業からの返答では、恐らく賞味期限は数ヶ月くらいになると言われています。

常温で、半年程度は長期保存ができるのはとっても便利。

粉ミルクもフタを開けなければ1年半くらいもちますが、ふたを開けると1か月で使い切らないといけないですからね。

液体ミルクは一つずつ使いきりの個別包装になっているので、利便性は高いです。

常温保存できるので冷蔵庫の中が液体ミルクだらけ・・・なんてことにもならないですし、ストックしやすいですね。

赤ちゃんを預けるときに大助かり

今まで挙げてきたメリットが液体ミルクにはあるため、赤ちゃんをパパやおじいちゃんおばあちゃんに預けるときにとっても便利です。

育児や調乳になれていないと、粉ミルクの測り方、お湯の入れ方、ミルクの冷まし方など、を教えたり注意しないといけないですよね。

預けるママも気が気じゃない!なんてこともよくありますが、液体ミルクにはそれはありません。

赤ちゃんがお腹を空かせたらこれを飲ませてあげてね、で済むのが便利ですし、安全でもありますよね。

パパの育児参加もしやすいです。

そのやり方違う!と怒ることもなく簡単なので親も赤ちゃんもみんなのストレスがないですよね。

災害時に水がなくてもミルクをあげられる

日本で液体ミルクが注目されたのは震災の時ですよね。

災害時、水がない、お湯がない、哺乳瓶の消毒ができない、そんな環境の中でも赤ちゃんにミルクをあげるためには液体ミルクは最善の策です。

普段は母乳育児でも震災などの非常時にはいつも通り母乳がでるかもわからないものです。

液体ミルクのストックはしておいてくださいね。

日本にいると安全な水がない、ということはなかなか想像できませんが、調乳をするのには水はなくてはならないものですよね。

その水がなくても安全なミルクを赤ちゃんにあげられるの液体ミルクは災害時には本当に必需品です。

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液体ミルクのデメリット

メリットがたくさんある液体ミルクですが、やっぱりデメリットもあります。

赤ちゃんに飲ませるものなので、デメリットも確認してから活用してください。

価格が高い

そして1番ネックなのはその価格。

粉ミルクは200mlで60円程度。

対して液体ミルクは日本円にすると大体160〜200円です。

容器代等もあるので致し方ないのかもしれませんが、決して買い易くはないお値段。

さらに、現在液体ミルクを購入しようと思うと海外製なので、配送料なども上乗せになりどんどん高価な買い物になっていってしまします。

なかなか海外のように日常的に液体ミルクを使うのは金銭的な負担がおおきいですね。

国内製品は一体いくらにするのか…少しでも値段を下げて貰えるとありがたいですね。

量の調整がしにくい

海外の液体ミルクは100ml程度のもの、200ml程度のものが主流となっています。

ですが、当然赤ちゃんは月齢によって1回で飲むミルクの量は違いますよね。

目安として、1回の授乳でミルクを飲む量は・・・

新生児:30~60ml
1~2か月:100ml
5~6か月:200ml

となっています。

なので、ミルクを50ml飲ませたいと思っても、余ってしまうんですね。

液体ミルクは使いきりなので、残ったものは再利用せず捨てなくてはいけないです。

赤ちゃんにあげるものなので仕方ないとはいえ、もともと割高な液体ミルクを残して捨てるのはもったいない感じを受けてしまいますね。

日本製の液体ミルクの容量が何パターン販売されるかはわかりませんが、コストも考えるとそんなに容量の種類は多くないでしょうね・・・。

赤ちゃんによっては哺乳瓶の乳首の変化を嫌がる

粉ミルクの哺乳瓶もそうですが、赤ちゃんって敏感なので気に入った乳首でしかミルクを飲まない子っていますよね。

液体ミルクは、乳首も付属の使い捨てのものがついているので、それを使うのが海外では一般的です。

衛生面ではとてもいいのですが、赤ちゃんが嫌がる子だったら大変かもしれませんね。

哺乳瓶の乳首にこだわりがある赤ちゃんだったら、お気に入りの哺乳瓶を持ち歩いてそこに液体ミルクを移す必要があるかもしれません。

これだと調乳の手間が省けるだけで、液体ミルクのメリットを生かしきれないかもしれませんね。

赤ちゃんが味の違いに気が付いてミルクを飲まないかも

液体ミルクは値段的にも普段使いするわけにはいかない家庭がほとんどだと思います。

そうなると普段家では粉ミルク、外出時や誰かに預けるときは液体ミルク、などと使い分けをすることになりますよね。

そうするとここで問題になるのがミルクの味です。

敏感な赤ちゃんはミルクの味が違うことに気が付いて飲まなくなってしまうかもしれません。

初めて液体ミルクを使おうかなと思ったら、事前に家で赤ちゃんに飲ませてみるのがいいですね。

外出先でいきなり初めての味だと赤ちゃんもびっくりしてパニックになってしまうかもしれません。

安心できる家でまずはこんなミルクもあるんだよ、と試し飲みさせてあげてくださいね。

あとは、日本の粉ミルクのメーカーが液体ミルクを作ってくれるなら、味も同じように近づけてくれるはずですよね。

日本メーカーの技術か、赤ちゃんの舌どちらが勝つのかちょっと楽しみでもありますね。

変色や沈殿物が発生して見た目が悪くなるかも

海外製の液体ミルクでは、製造から時間がたってくると賞味期限内でも茶色っぽく変色したり沈殿物がでてくると言われています。

もちろんこれは品質には問題なく安全性、衛生面の影響もないと保証もされています。

液体ミルクのパックの中は無菌状態なので、菌が発生しているわけではなく、成分の変化もないんです。

沈殿物は液体ミルクの中に含まれるミネラル分なので安全ですし、よく容器を振ってから飲ませる必要はあります。

ですが、特に日本人は見た目も気にしますよね。

いくら大丈夫!安全だよ!と言われても赤ちゃんに茶色くなったミルクをあげるのは心配という方も多いはず。

このあたりのことは日本のメーカーのほうが注意を払って製造してくれると思うので、日本の製品開発に期待して待っていましょう。

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液体ミルクの活用法

以上のメリットとデメリットを踏まえて液体ミルクを活用するなら、

・外出時に
・夜間の授乳に
・パパや周りに預ける時に
・ママが体調不良の時に
・災害時に

がおすすめです。

液体ミルクは決して安くはないので、ここぞ!という時に使いたいですね。

夜間起きた赤ちゃんが号泣して覚醒しまう前にあげることが出来たら、飲んだ後寝かしつけも楽になりますよね。

ミルク作りに慣れてないパパや周りの方に預ける時も液体ミルクなら安心です。

間違って失敗することも液体ミルクならありません。

ママの体調が悪い時や、育児ストレスが溜まって休憩したいときにも、赤ちゃんに悪影響はないので堂々と液体ミルクを使って休んでくださいね。

できるところから少しでもママの負担を減らしましょう。

そして普段使わなくても、赤ちゃんのいるご家庭は是非、災害時の為にこの液体ミルクを常備して欲しいです。

普段は母乳育児をしているママでも、防災グッズには液体ミルクをお忘れなく!

災害時、1番困るのは水です。

さらには電気やガスがないためお湯を作る事も難しくなります。

私は平成30年7月豪雨でそれを肌で感じることになりました。

どこの店に行っても水がない。

粉ミルクはあっても水がないとミルクが作れず、哺乳瓶も洗えず本当に困りました。

哺乳瓶は消毒殺菌もしたいのに、それも災害時にはできません。

水が復活しても、しばらくは水が濁っていて生活用水には使えなかったので、結果1ヶ月は水道が使えませんでした。

周りのママ友にはもっと大変な地域の人もいて本当に可哀想でした。

あの液体ミルクがあれば…!と心の底から思います。

実際過去にも東日本大震災や熊本地震の時は海外から液体ミルクが無償で届けられ、沢山の赤ちゃんが支えられました。

今回解禁になったのも、災害時用の備蓄目的の為が大きいようです。

災害はいつ起きるかわからないので、一日も早く液体ミルクを製造販売して欲しいですね。

液体ミルクのメリットとデメリットのまとめ

液体ミルクのメリットは使い勝手の良さですね。

無菌状態で個包装のパックになっているので、安全性や保存もしやすく持ち運びもしやすいですね。

長期保存に向いているので、赤ちゃんのいる家庭では災害時には必ず必要になってきますよね。

お店の棚に液体ミルクが置かれるのが楽しみですね!

液体ミルクのメリット、デメリットをしっかり理解した上で上手に使って、育児のストレスを軽減していきましょう!

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