最近、日本でも販売が開始されると「液体ミルク」が話題ですよね。
でも実際液体ミルクを使ったことがある人は少数派。
液体ミルクと粉ミルクとの違いって何?
液体ミルクと粉ミルクは成分も違うの?
液体ミルクって安全なの?
液体ミルクって値段は粉ミルクと比べてどう?
などなど、液体ミルクと粉ミルクの違いについて比較してまとめました。
液体ミルクの災害時の活用法なども確認してくださいね。
赤ちゃんにあげるものですから、しっかり納得してから使ってくださいね!
保存方法や賞味期限、添加物など気になるところを徹底比較しました。
液体ミルクと粉ミルクの違いを徹底比較!
液体ミルクが解禁になったと話題になっていますが、粉ミルクが液体になっただけ?何が違うの?と思っているママも多いですよね。
そこで液体ミルクと粉ミルクの違いを徹底比較しました。
液体ミルクと粉ミルクの違いがないことは?
まずは、液体ミルクと粉ミルクの違いの前に、何が同じかも確認しておきましょう。
液体ミルクも粉ミルクも、赤ちゃん用に作られている点は同じです。
どちらも乳児が飲むように牛乳の栄養成分を調整したものです。
それを粉末状にしたものが粉ミルク、液体状にしたものが液体ミルクと呼ばれています。
液体ミルクと粉ミルクの使いやすさの違い
液体ミルクと粉ミルクの違いで1番目にあげられるのが、使いやすさの違いです。
粉ミルクは、調乳するのに粉をスプーンで計量し、お湯をいれ、人肌に冷まし、などの手間がかかりますよね。
特に新生児の頃の夜中の調乳はツライです。
ですが、液体ミルクなら、パックの口を開けて付属の乳首を付けたらそのまま赤ちゃんにあげられるんです。
この差は歴然ですよね。
この使いやすさの違いは、誰かに預けたり、パパに授乳を手伝ってもらう時にかなり現れます!
「粉ミルクはスプーン〇杯ね、お湯はここまで入れて、そのあと冷まして必ず温度を確認してね!」
などなど細かい指示を出す必要がないんです。
私のやり方と違う!!なんてイライラすることからも解放されます。
液体ミルクなら、パックを渡して「赤ちゃんがお腹を空かせたらこれを飲ませて」ですみますからね!
精神的な安心にもなりますし、何かを間違えるということがないので、赤ちゃんにとっても安心安全です。
液体ミルクと粉ミルクの持ち運びしやすさの違い
次に、液体ミルクの持ち運びのしやすさも粉ミルクと大きく違います。
母乳と粉ミルクの混合育児をしていたり、完ミで育てていると、赤ちゃんとのお出かけの荷物ってものすごい大量になりますよね。
哺乳瓶、粉ミルク、水筒(人によってはお湯と水の2本)など、場所も重さも大変です。
長時間お出かけするときには哺乳瓶だって何本か必要ですしね!
ですが、これが液体ミルクだと数本パックをカバンの中にもっていくだけでおしまいです。
携帯性の良さは粉ミルクにはかないませんね。
液体ミルクと粉ミルクの値段の違い
ここまでは液体ミルクのほうが優れている違いでしたが、値段に関しては粉ミルクの優勢です。
粉ミルクは、一缶800gで2,000円前後ですよね。
赤ちゃんの月齢にもよりますが、ひと月でかかる値段は完全ミルクだとして8,000円から15,000円くらいでしょうか。
それに対し、液体ミルクは高いですね。
液体ミルクは90mlの4本セットで3,000円前後で売られています。
200mlの4本セットで4,300円というのもありますね。
今のところ、液体ミルク代に加えて配送料などがかかるのでさらに高額です!
これだと完ミで行くとしたら、10万円以上かかってしまう計算になりますね。。。
普段は粉ミルクで、外出時や誰かに赤ちゃんを預けるときには液体ミルクというように使い分けするのがおすすめです!
今後日本で液体ミルクも販売されますが、それでも粉ミルクよりは割高になることは予想されます。
日本で液体ミルクの製造をして半版すると、200mlで300円前後の値段になるのでは?という予測もあるようですね。
日常的に使い尽くすという訳には行かないですが、あれば便利なのでストックしておく、という使い方が主流になりますかね。
今後の日本メーカーの液体ミルクの値段に注目していきます。
液体ミルクと粉ミルクの安全性の違い
液体ミルクと粉ミルクの安全性の違いについて比較していきます。
今現在、流通しているのは海外製の液体ミルクのため、海外製の液体ミルクをまず確認します。
液体ミルクには添加物が入っています。
これで驚くかもしれませんが、実は、日本製の粉ミルクにも添加物は入っています。
商品として売られているものには、どうしても添加物、防腐剤などは入っています。
なので、液体ミルクに添加物が入っているという点だけでは、安全性がない!危険だ!とまでは言えない状況です。
その点を踏まえたうえで、粉ミルクと液体ミルクの安全性について考えてみると、液体ミルクのほうが安全性が高いです。
その理由は、液体ミルクは、無菌充填製法(むきんじゅうてんせいほう)という作り方をされているからです。
無菌充填法については、液体ミルクはナゼ常温で大丈夫?冷たい時に人肌に温める方法は?で解説しています。
液体ミルクは個包装のパックなので、赤ちゃんにあげるためにフタを開けるその時まで無菌なんです。
粉ミルクは、一度開封してしまうと無菌とはいきませんよね。
なので、安全性という面でも、液体ミルクに軍配が上がります。
もっと詳しく液体ミルクの成分や保存料、添加物を知りたい方はコチラから。
液体ミルクの原料に保存料や添加物や防腐剤は入っている?成分のまとめ!
液体ミルクと粉ミルクの保存方法の違い
液体ミルクと粉ミルクの保存方法や、賞味期限の違いについても見ていきましょう。
液体ミルクは、無菌充填製法でつくられているため常温保存が可能です。
なので、ストックするのにも冷蔵庫に入れておく必要がないのでそれも便利ですね。
粉ミルクは、開封後のしたらピタッと密封し、直射日光の当たらない涼しい場所での保存が必要です。
冷蔵庫に入れないという面では大きな差はなさそうですね。
ただ、賞味期限には違いがあります。
粉ミルクの場合、開封後1か月が賞味期限とされています。
これは、一度フタを開けると空気にふれて雑菌が入りやすいからですね。
完ミ育児なら粉ミルクの缶をあけて1か月以上使い切らないことはないでしょうが、混合育児の場合は人によるかもしれませんね。
あとは、普段は完母だけど、体調が悪かったり薬を飲むから粉ミルクを使う、誰かに預けるから粉ミルクを使う、となった場合、あっという間に賞味期限が切れてしまいます。
もちろん、あくまで賞味期限なので赤ちゃんにあげなくても大人の料理(クリームシチューとか)に牛乳の代用として使うなんて方法もありますが、管理は大変ですよね。
一方液体ミルクなら、賞味期限はだいたい半年~1年ほどです。
常温保存でこれだけ長期保存できるのは便利ですよね。
もしものためにストックするのにおすすめです。
液体ミルクと粉ミルクの災害時対応の違い
日本で液体ミルクのメリットが認知されたのは、この災害時の便利さが大きかったですよね。
災害時は、きれいな水を手に入れることが難しいため、赤ちゃんに安全なミルクを飲ませてあげるのが大変だったと聞きますよね。
水が手に入ってもお湯を沸かせなかったり、哺乳瓶を消毒できなかったり、粉ミルクだと対応が難しい場面の連続です。
ですが、液体ミルクなら個包装されていて無菌なので、安全に赤ちゃんに飲ませられます。
災害時は大人もつらいですが、赤ちゃん連れの人にとっては赤ちゃんのミルクがない、というのは命に係わることですから、本当にすぐに解決しないといけないことです。
普段は完母でも、災害のショックやストレスなどで母乳がでなくなるということも起こりえます。
なので、赤ちゃんのいるご家庭は、粉ミルクか母乳か関係なく、防災グッズには液体ミルクの準備も忘れないでくださいね。
ここでも常温保存で賞味期限が長いというメリットは大きいですよね。
ちょっと値段は高いですが、ある程度ストックをしておけばいざというときに役立つこと間違いなしです。
液体ミルクと粉ミルクの違いのまとめ
液体ミルクも粉ミルクも赤ちゃん用のミルクというところでは同じです。
ただどういう状態(粉末か液体か)かという違いですね。
ですが、液体ミルクが個包装で無菌状態、というのが大きなポイントとなりましたね。
使いやすさや安全性、長期保存に向くところなどは液体ミルクが粉ミルクより優れています。
特に災害時には赤ちゃんの命を守るために液体ミルクは絶対に必要なものですよね。
ただ、今のところ液体ミルクのほうが粉ミルクより高いです。
なので、海外のように日常的にすべてのミルクを液体ミルクにするというのは現実的ではないですね。
普段は粉ミルクを使って、外出時や誰かに赤ちゃんを預けるときには液体ミルクを使うというのが一番おすすめ。
あとは、必ず液体ミルクをストックして防災グッズに入れておくというのも忘れないでくださいね。
液体ミルクについて詳しくは、こちらもどうぞ。
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液体ミルクを上手に活用して楽しい育児にしましょう。
応援しています!
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